3月後半 田植え準備2
- sathoshikawa
- 4月4日
- 読了時間: 3分
今回は、3月後半のまとめ記録です。

最初に『苗出し』について。
河津桜も満開で春の訪れを実感した、3月17日に、今季初の苗出しをしました。
13日に播種をした、『五百川』という極早生(ごくわせ)品種がその対象で、これを育苗器からビニールハウスへ移す作業です。
本来の苗出し予定日は16日だったのですが、この日はまだ発芽をしておらず、1日延期。
苗箱の種籾たちにとっては暖かな育苗器で過ごす時間が増えて、短期間で変化がありました。

苗出し当日の朝、苗箱を確認すると、しっかりと芽が揃い出ていました。良かった!

早速ビニールハウスに苗箱を運び、手作業で並べていきます。

並べた苗箱たち。序盤にこれだけ揃って発芽したのを見るのは初めてです。
この後は、保温・保湿用のシートを掛けて、緑化を待ちました。
そして後日、続いてヒメノモチやふさこがね、コシヒカリなどを苗出し。
今年の3月後半は何と夏日があったり(!)、雪が降るほど寒かったりと、気温の変化が大きかったです。
暑い日の苗出しは、暑さに慣れていない時期だけに大変で、冷たい雨の日の苗出しも、やはり厳しくて印象的。
ただ、田植えが始まるまでは人手があるので、そこは楽と感じます。

ハウスの管理は他のスタッフが担当していますが、時間を作って私も成長していく苗を見ながら、またその様子を紹介できたらなと思います。
続いて水管理の話です。

20日に、柏染谷農場が管理する井戸の試験通水を行いました。これは大きなトラブルも無くて安堵です。


そしてその2日後、田んぼに水を溜め始めました。実は当初の予定より田植えを遅らせることになったのですが、代かきは4月初旬に始める見込みです。

その代かきに備えて、ウイングハローのオイル交換が行われました。
田植え機の点検・整備も進み、いよいよシーズンは開幕直前。
それと、田植えの準備とは少し異なりますが、乾田直播(かんでんちょくは)について。
今年は約8町歩が乾直圃場となりました。


写真は撮れませんでしたが、20日に作業機ドリルシーダーで種を撒き、その日の内に続けて『溝掘機』で溝を掘り終えています。
積算温度が100度を超えて発芽し、苗の丈が水没しない程度に成長してから水を張る予定です。
下のリンクは、昨年の乾直についての投稿です。昨年との違い、よかったらご覧ください。
それでは今回はこの辺で。
また!
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