2月下旬の、寒くて風の強い日のお話しです。
スタッフは皆、乾燥調整施設『ライスセンター』に集まっていました。
目的は籾摺りです。
屋内作業なので、籾摺りは基本的に天候に左右されることがありません。
玄米のストックも少ないし、丁度良いタイミングでした。
籾はタンクから排出され、籾摺機を通る工程で玄米となります。
玄米は粒選別機や色彩選別機を通り、その過程で通常の製品玄米になるものと、屑米(くずまい)となるものに大別される仕組みです。色彩選別機の設定は品質管理の要なので、ベテランスタッフが行っています。
玄米が計量タンクに溜まり、最終地点『個袋計量機』まで到達しました。
我先にと袋詰めラインに並ぶスタッフ達。私も後に続きます。
30kg用の米袋をセット。定量の玄米が流し込まれたら袋の口を閉じて紐を結ぶ。後はパレットに綺麗に積んでいきます。バランスが悪いと運搬時に荷崩れするので、これも重要です。
就農した年。私は初めての農作業で握力を酷使してしまい、この袋詰めでも力が入らなくなった思い出があります。
7段以上の高さになると米袋を持ち上げるのも結構力が要るのですが、力自慢のスタッフ達は実に涼しげな表情で米袋をリフトアップ。
あれ?本当は軽いのかな?などと錯覚するほどです。
身体を上手くバネの様に使うなどの工夫をすることで、他のスタッフ達も米袋を積み上げていきます。
作業は数日続き、昨年収穫したお米の籾摺りは3月上旬に完了しました。
この施設での次回作業は、小麦の乾燥調整を行う6月の予定です。
ではでは、また次回に。
※今回は写真掲載を希望しない人もいたので、写真に加工を施しています。
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