田んぼを走るトラクター。
手前には三脚に乗ったレーザー発光機。
今回の話題はレベル作業です。
田んぼは高低差があると、高い所には水が行き渡らず、水が無ければ肥料をあげても稲は吸い取れず、成長不足になります。低い場所は幼い稲が水没し、溶けてしまうなど、良いことがありません。
そこで田んぼを平らにするため、『レーザーレベラー(Laser Leveler)』を活用しています。
田畑の高低差をなくして、均平にするための作業機。レベラーには『地ならし機』や『平にする物』などの意味があります。
レベラーの中央にポールがあり、ここにレーザー受光器が付いています。高低差はレーザー装置で自動制御。
高い場所では土を削り運び、低い場所で土を落とす仕組みです。これを繰り返して段々と平らにしていきます。
本来はプラウ(Plow)という作業機で事前に田んぼを深く耕し、土をひっくり返しておくのがセオリーらしいのですが、この時は急な依頼でプラウ作業無しとなってしまいました。
そのため稲の茎などの残債が残っていて、運んだ土に混ざってしまい、スムーズに土が落とせない状態だったらしいです。
来季はしっかり共有せねば…と誓う私でした。
レベル作業が終わり、均平が取れました。
これで田んぼの隅々にまで、水が行き渡ることでしょう。
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