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sathoshikawa

防鳥小話 その2

続けて今回も、防鳥小話です。


既に出穂して色付いてきた籾は、スズメなどに大人気。毎年のことですが、スズメは朝から夕方までチュンチュンチュンチユンと何十羽も集まってます。


特に人気なのが餅米です。研修の先生曰く、「餅米は甘くて美味しいんです。あいつらはグルメですよ」とのこと。



写真では部分的ですが、見渡すとかなり被害があることが分かります。

針金みたいになってる箇所は食害により、籾が無くなってしまいました。


年末の餅つき分は十分確保できるでしょうけど、これまでの苦労を考えると、収量が少ないのも悲しい。




↑ 見辛いですが、絶えずスズメの群れがやって来ます。収穫時までの期間を考えると、影響は少なくないかも。



〈Photo by Master Nobu〉


そこで昨年『カイト鷹』を導入してもらいました。カイトくん、と我々は呼んでいます。


〈Photo by Master Nobu〉


今年も出番がきましたよ!と設置です。


〈Photo by Master Nobu〉


カイトくんが舞っている近くは、あまり鳥は近付きません。

でも、今年のスズメ達はカイト鷹に慣れてきているように感じます。



日中無風の時間も多くて、釣り上げられた魚みたいになっているからでしょうか。昨年ほど警戒してない様子です。

竿の差し方や設置場所など、改善の余地があるかも知れません。


ところでカイト鷹はふたつ導入したのですが、昨シーズン後に、ひとつは日中高温になるプレハブ小屋に置いておいたたところ、骨組みが脆くなり、壊れてしまいました。

保管場所は涼しい場所が良さそうです。


残った方も部分的に壊れていたので、ニコイチにしました。



今年も頑張ってくれているカイトくん。何とか米を守ってください。


以上、防鳥小話その2でした。


それでは、またの機会に!


※〈Photo by Master Nobu〉とある写真は、今回カイト鷹の設置協力をしてくれたメンバーで、半月作りを得意とする、マスターノブ氏による撮影です。感謝です。

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